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キャンピングカーで自然と遊ぶ旅

Camper journey in Makkari

アンダーツーリズムを体験したことはありますか?
混雑した観光都市部ではなく、まだ知名度の低い穴場スポットを目的地にする旅。日常を離れて友人や家族とのんびり過ごしたい人にとっては最適な旅行のかたちです。
北海道は日本国内で最も人口密度が少なく、雄大で美しい大自然がすぐそばにあります。道民ですらよく知らないスポットもまだまだあるので、アンダーツーリズムにぴったりの場所といえるでしょう。
今回は移動時間にも非日常体験をしようと、キャンピングカーをレンタルして旅に出てみました。

楽しむ気持ちだけあればいい。
手ぶらで満喫できる焚き火キャンプ

絶景を眺めながら、ゆったり目的地へ

キャンピングカーはご存知の通り、移動、食事、就寝といった旅のすべてを、自由気ままに車内で完結できる便利な乗り物です。実はキャンピングカーの多くは普通免許で運転することができ、そのうえ北海道の幅広い道路なら初心者にも安心です。

これぞ北海道!な広くて長い道路

今回は札幌市と千歳市に営業所がある「DO CAMPER」にて王道キャンピングカーをレンタル。まるで鉄道に乗っている感覚で、大きな窓から絶景を眺めることができます。注意したいのは強風が吹いたときの揺れと、車内のトイレは基本使用不可ということ。運転手の休憩も兼ねて道の駅やコンビニに寄りながら、安全運転で目的地へ向かいます。

 

日本百名山・羊蹄山の山麓にある
静かで心地いいキャンプ場

左に見える大きな木は桜。春の景色を求めて来る人も多い

到着したのは人口わずか2,000人ほどの真狩村。ここで体験するのは“手ぶらキャンプ”です。
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の山麓にある「真狩 焚き火キャンプ場」ではテントや寝具、食器など必要な道具一式がセットになったプランがあり、キャッシュレスにも対応しているため、言葉そのままに手ぶらでキャンプをすることができます。アウトドア初心者にはスタッフの方が丁寧にアドバイスしてくれるので、気軽にバーベキューやアクティビティを楽しめます。

無料レンタルとは思えないほどグッズが充実。食材と調味料は各自持参

宿泊タイプはいくつか用意されており、いずれもキャンピングカーをそのまま乗り入れられるのがラクチン。かわいらしいベルテントは涼しくて快適、一方でコンテナハウスはキャンプをしながらも自分の部屋で過ごすような感覚に。このキャンプ場に集まるのは、美しい自然を静かに眺めながら、時の流れをじっくり味わう人ばかり。聞こえるのは木々が風に揺れる音、鳥のさえずり、そして目の前のお肉が焼ける音。贅沢なひとときを堪能できます。

北海道の四季を楽しむための
新しいグランピングテント

より特別なアウトドア体験を望む人には、2020年5月から常設している「SOTOIKU DOME」がおすすめ。一般的なグランピングテントはコットン生地で出来ており、耐雨性がなくカビも発生しやすいですが、「SOTOIKU DOME」はPVCコーティング防止加工のターボリンを使用し、ジオデシックドーム構造で強度や耐風性は抜群。冬でも快適に過ごせる、北海道のアウトドアシーンにぴったりの上質なテントです。

日差しも雨も星空も存分に浴びることができる

「SOTOIKU DOME」内にはダブルベッドが2台と木製のテーブルやイス、棚など十分すぎるほどの設備が整っています。ドームの30%は透明な素材でできているので、陽光が存分に降り注ぎ、室内からも自然を感じられる造りになっています。

こんな部屋に住みたいと思ってしまうほど

すぐ隣には広々とした調理スペースがあり、ガスコンロ付きなのでアウトドア料理のバリエーションも増えそうです。と言いつつ今回は、バーベキューやカレーといった定番料理とお酒が進むアヒージョなどを作りました。

みんなで作って食べる。それだけでおいしさが増す

幻想的な夜を演出する焚き火の時間

夜が更ければ、キャンプの醍醐味ともいえる焚き火の時間。パチパチと音を立てながら星空の下でゆらめく炎は不思議と心を解きほぐし、友人や家族との語らいも深く長く、時間が過ぎていきます。ドームに用意されていた薪と受付で購入した薪とでは、燃え方や音に微妙な違いが出たのはおもしろい発見でした。お酒を飲んだり本を読んだり、焚き火の楽しみ方は千差万別です。

北海道の夏の夜は肌寒いことも多いので、焚き火のあたたかさが心地いい

自然に囲まれると体内時計もシンクロするようで、翌朝の目覚めはいつもよりスッキリ。起き上がると目の前に緑が広がるので、気持ちのいい朝を迎えられます。

朝食に欠かせないのは淹れたてのコーヒー。森の香りとコーヒーの香りが混ざりあい、自宅やカフェで飲んでいるものとはまた違う格別の味に仕上がります。
こうして昼と夜ではまったく異なる表情を見せる「
真狩 焚き火キャンプ場」での手ぶらキャンプを満喫したのでした。


たまには都会の喧騒を離れ、自然と戯れる時間があるといい。そんなことを改めて感じた今回の旅。キャンピングカーなら移動時間をより有意義に、プライベート空間が守られるキャンプ場なら友人や家族との時間をより大切にできるでしょう。この機会に北海道の大自然と遊んでみませんか。



Gear8

WRITER

Gear8
ウェブディレクションチームとして札幌を中心に活動している会社で、2019年秋に10周年を迎えました。 お客様のウェブサイトリニューアルに関わる企画・設計、デザイン、マークアップ、プログラミング、運用支援を含めてワンストップでサポートしています。 その中でクライアントが伝えるべきことの本質を引き出し、伝えたい人たちに一番伝わる方法で表現することにこだわっています。